2022年 10月 03日
会議室でお弁当食べても
今改めて考えて見ると、多分14歳。中学2年。まさしく中ニ病ってやつだ。
それから約30年その病原菌を保有しつづけているどころか、今もなお、こじらせ続けている。
当時社会現象と言っても過言ではなかったと思う。「ダンス甲子園」に「渋カジ」。
この二大巨頭とも称される新型ウイルスが、神奈川県は葉山中学校(公立)を襲った。
特に重症化した一人の少年は、後遺症として、約5年後に玉露と名乗り出すという
奇々怪々な末期症状が見られ現在までこの症状は、いまなお続いている。
葉山一色海岸、葉山京急ストア駐車場、葉山文教堂前、逗子駅前マック、逗子市役所前、逗子マリーナ。
共通テーマは、夜、スケート、たむろ、音楽。誰が一番ズボンが下がっているか。
誰が一番帽子を深くかぶっているか。誰が一番でかい声ではしゃいでいるか。
信じられないかもしれないけど、事実なのです。
知らずにはいられない衝動。なんつーかな、「集中」ではなく「没頭」って感じ。
「たっぷり」ではなく「どっぷり」的な。「全部」ではなく「根こそぎ」的な。
とにかく、その全てに魅せられ文字どうりの病みつになった。
「その場にいること」が何よりも重要視されていたというか、意地でもその場に居座ってやる的な。
後に知ることとなるが、どうも俺に取り付いているこの不治の病と思われるものに名前があるらしい、
なんでもその名は、HipHop。
え~~~っ!マジか~~っ!名前までカッコイイし!
しかも、なんか文字面のフォルムもしびれるじゃんか~!
頭に「H」が2つも入ってるしっ!!
ヒップホップ。
この場合は、やっぱり「プ」の「゜」が2つもあるところがしびれる~。
そうかそうか、なんかこうボヤ~としていた物に総称があったんだと。
このボヤ~としたところが入り口だったということが、当時の脆弱な情報網の中、
筆者のHipHopは、カルチャーであるとう理解を早めてくれた。
後に故に、苦しめられた。そう、例の「しょせんは、真似事だろ」に対するその回答が、中々見つからなかった。
屁理屈なら、いついかなる時でも言える。実際、事実として目の前でムーブメントとして起きているわけだし。
でも、それでも「自分が納得できる回答」が見つかるまでに要した時間は、短くなかった。
故に、自信及び信念がある。故に、茶化されるとトサカニクル。
「今回の曲は、ラップ風にしてみました」ってやつと、同列、ひどいときには、比較され語られたとき、
ラッパーが、B-BOYが、穏やかでいられないのは、このためだ。
別に、「今回の曲は、ラップ風にしてみました」ってのが悪いわけではないのだ。
ここを誤解すると本質が見えてこない。そもそも別物なのだ。似て非なりってやつだ。
キャビアが明太子より値段が高いのは、美味しいから?
金が銀より値段が高いのは、きれいだから?
言葉責めがオプションなのは、気持ちいいから?
答えは、全てNOだ。正解は、めずらしいから。
めずらしいから価値があるのであって、その他の要素は付加価値ないし後付けでしかないのです。
「キャビア高っ!なんで!?明太子の方が全然美味しいんですけど~」ってやつに割く時間は、無駄以外の何者でもないのだ。
ごめんよボク。ボクみたいなやつも嫌いじゃないんだよ。でも、でも、ごめんねボク。なのだ。
かくいう筆者も九番目の雲にのって、ILLでいる秘訣を探している最中だが、
その表現者がどこに身をおき、その道を極めるべく、しのぎを削るっているのか。
「ラップだけ」を切り取るから、「バトルだけ」を切り取るからお前さん達は、様子がおかしくなるのだ。
もっと突っ込むとICEBAHNよりラップがうまい奴なんてのは、ゴマンといる。
だけど残念ながらそこを掘り進めても、HipHopってやつには、行き当たらない。
そこには、そもそも埋まっていないんだよ。
以下、省略。
ありゃ~…またやっちゃったよ…例によって、こりゃ立派な老害だわ。病んでるわ♫
見逃しくれよ~♪ い~じゃん♪ 見逃しくれよ~♪ い~じゃん♪ い~じゃん♪
んじゃ、ピースでな。いい夢見ろよ!!